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終活の知識

2024.12.26

自分の葬式代を準備したい!費用目安や準備方法・注意点も解説

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の元山です。

 

最近は「終活」の一環として、自分の葬儀の準備をされる方も増えています。

特に、残された遺族に負担をかけないように、自分の葬式代を準備しておきたいと考える方は多いです。

 

そこで今回のコラムでは、自分の葬式代を準備する方法や費用の目安、事前に知っておくべき注意点を紹介します。

貯金通帳

自分の葬式代を用意したい!葬式代はいくらかかる?

葬儀費用は、葬儀の種類によっても異なりますが、近年増えている家族葬や1日葬で100万円前後といわれています。

一般葬の場合は、150万円以上の費用がかかることもあります。

 

こちらのコラムでは、家族葬や一日葬の相場についても詳しくご紹介しています。

あわせてぜひご覧ください。

家族葬の費用相場は?費用の抑え方や家族葬のメリット・デメリットも

一日葬の費用はいくら?相場や内訳、注意点を解説

 

葬儀費用の内訳は?

葬儀には、どんなものにお金がかかるのでしょうか。

 

葬儀の種類によっても異なりますが、一般的な葬儀には、主に次の費用が含まれます。

  • 葬儀施行料
  • 式場利用料
  • 寺院や神社に払う費用
  • 参列者の接待費用
  • 火葬料

 

寺院や神社に払う費用とは、宗教者へお渡しするお礼のことです。

例えば仏式葬儀の場合は、僧侶へお布施やお車代、御膳料などをお渡しし、キリスト教式では牧師や神父、神式では神主などへお礼をお渡しします。

 

金額は決まっているわけではなく、地域の相場やお寺との関係などによって異なります。

 

お布施の相場については、下記のコラムでも紹介しています。

一日葬のお布施の相場はいくら?金額に影響する要素も紹介

家族葬でのお布施の相場は?お布施の渡し方もチェック!

 

なお、多くの場合、葬儀費用を支払うのは喪主を務める故人の配偶者や子どもです。

葬儀費用を支払う役割の人は「施主」といいます。

ただし、誰が支払うべきか明確な決まりはなく、遺言で指定されていたり、遺族間で話し合って決めたりすることが多いです。

 

 

自分の葬式代はどうやって準備しておけば良い?

突然の大きな出費は残された遺族にも大きな負担となるため、「葬儀費用は自分で準備しておきたい」と考える方も多いです。

 

葬儀費用を自分で準備する方法をご紹介します。

 

葬儀保険の活用

葬儀費用のための定期保険です。

月々一定の保険料を払い込み、死亡時に保険金が支払われます。

 

健康告知不要で加入できるものもあり高齢者でも加入しやすく、生命保険よりも保険料が割安なことがメリット。

給付金の支払いも早いため、万が一の際にもスムーズです。

 

ただし、加入期間によっては割高になってしまう可能性もあります。

 

冠婚葬祭互助会の利用

冠婚葬祭互助会の会員になり、毎月少額を積み立てるシステムです。

冠婚葬祭では、積み立てたお金を使って提携会社でサービスを利用できます。

 

葬儀の相談や依頼がワンストップでできること、会員のみのお得な割引などがあることがメリット。

ただし、提携する葬儀会社や葬儀場のみでの利用となること、どのタイミングでも解約した場合は解約手数料が発生することには注意が必要です。

 

生前贈与

葬儀代を預貯金などで準備し、喪主をお願いする家族に生前贈与しておくという方法もあります。

 

特別な手続きや手間をかけることなく、喪主となる可能性が高い遺族に事前に渡せるのがメリットです。

しかし、まとまった金額を準備する必要があり、明確に葬儀に関連する費用として渡した証拠がない場合や、金額によっては贈与税の対象になる可能性があるため注意しましょう。

 

葬儀の準備は費用だけではありません。

こちらのコラムでは自分の葬儀の準備にむけてやるべきことをまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

生前に自分の葬式の準備をしよう。やることやメリット、注意点を紹介

 

 

自分の葬式代を準備するときの注意点

メモを取る女性

せっかく自分の葬式代を準備をするなら、家族の負担を軽減できる良い形で準備したいものですよね。

失敗しないための注意点をご紹介します。

 

葬式代を準備していることを伝えておく

葬儀費用を準備しておいても、遺族がその情報を知らなくては意味がありません。

葬式代をどこにどのように準備しているのか、そのお金を引き出すにはどうすれば良いのか、どこに連絡するのかなど、情報をわかりやすく整理して家族に伝えておきましょう。

エンディングノートなどにまとめておくのもおすすめです。

 

エンディングノートの活用は終活の一環としておすすめです。

エンディングノートとは?書くべき内容や目的をご紹介!

 

預貯金で準備しようと考えている場合は注意が必要

自分の葬式代を預貯金で準備しておこうと考えている方は注意が必要です。

亡くなった時点で故人の銀行口座は相続財産として凍結され、使用できなくなります。

 

ただし、「預貯金の仮払い」という制度を使えば、相続人であれば1つの金融機関につき150万円まで、または法定相続金額の1/3までのいずれかで低いほうの金額は引き出すことが可能です。

しかしながら、さまざまな書類を揃える必要があったり、仮払いを利用すると相続放棄ができなくなったりといったリスクもあります。

 

預貯金を使ってほしいと考えている場合は、このようなリスクも十分検討し、家族にしっかりと説明をしておく必要があります。

 

 

自分の葬式代を自分で準備するときは周りの人に伝えておくことも大切

終活の一環や「家族に迷惑をかけたくない」として自分の葬式代を自分で準備する方が増えています。

葬儀の種類によっても異なりますが、家族葬や1日葬で100万円前後、一般葬の場合は150万円以上かかるといわれています。

 

自分の葬式代を準備する主な方法には、葬儀保険、互助会制度、生前贈与などがあります。

 

せっかく準備をしていても、家族が気付かず使えなかったというケースもあります。

エンディングノートなどを活用し、周りの人に情報を共有しておくと安心です。

 

預貯金でと考えている方は、注意点もあるのでよくご検討くださいね。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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