こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の徳田です。
葬儀で使用する遺影は、家族が故人様が写っている写真の中から選ぶのが一般的でした。
しかし、最近は生前に自分で遺影用の写真を撮影する方が増えています。
そこで今回は、遺影の撮り方について解説します。
遺影を自分で準備するメリットや撮影で気を付けるポイントなどもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
遺影を自分で準備!メリットは?
葬儀で必ず必要になる遺影。
これまでは家族が遺影にふさわしい写真を手持ちの写真から選ぶのが一般的でしたが、最近は生前に自分で遺影を用意する方が増えており、終活の一環としても注目されています。
遺影を自分で準備することは、さまざまなメリットがありますよ。
まず、自分で写真を選べるため、納得のいく写真を遺影にすることができます。
また、葬儀の準備で忙しいときに、家族が遺影のセレクトをする必要がないため、家族の負担軽減にもつながります。
遺影を準備する際は、手持ちの写真から選ぶという方法もありますが、遺影用にあらためて撮影するのもおすすめです。
写真館などでプロに撮影してもらえば、記念にもなるでしょう。
終活については下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
遺影の撮り方を確認!
遺影の撮り方にはいくつかの方法とポイントがあります。
遺影を撮る方法
撮影方法としては、自分でスマートフォンやカメラなどで撮影する方法と、写真館などでプロのカメラマンに撮影を依頼する方法があります。
自分で撮影する際は、カメラではなくスマートフォンのカメラでも問題ありません。
最近のスマートフォンは高性能なカメラを搭載しているので、十分きれいな写真を撮ることができます。
スマートフォンを使って自分で撮影するときは、内側にあるインカメラを使うのがおすすめ。
外側についているメインカメラは広角レンズを使用しており、広がって写ってしまいます。
そのため、自撮りをする際はインカメラを使用するときれいに撮影できます。
少し斜め上からセルフタイマーを使って撮ると、自撮りでもうまく撮れますよ。
なお、自分で撮影する際はピントが合っているかも必ず確認しましょう。
納得のいく遺影を撮る際のポイント
自撮りやプロのカメラマンに遺影を撮ってもらう際に、納得のいく写真を撮影するためのポイントをご紹介します。
ポイント①カメラ目線で撮る
遺影を撮影する際は、顔は正面または少し斜めを向き、必ずカメラ目線で撮りましょう。
なお、人の顔は左右非対称のため、右と左で見え方が少し異なります。
少し斜めを向いて撮影する際は、写りが良いほうをカメラに向けて撮影するのがおすすめです。
ポイント②自分らしい服を着る
遺影の服装に決まりはありません。
葬儀は厳粛な場ですので、それに合わせてスーツなどの正装で撮影するのも良いですが、ふだんスーツを着ない方の遺影がスーツ姿だと、参列者は違和感を覚えてしまうこともあるでしょう。
遺影の撮影で大切なのは、その人らしさがあるかということ。
これまでスーツを着る機会がなかった方は、正装にこだわらず、お気に入りの服などいつもの自分らしい服装で撮影すると良いでしょう。
ポイント③メイクやヘアセットをする
遺影を撮る際は、顔が明るく見えるようにメイクやヘアセットをするのがおすすめです。
ただし、この際も自分らしさが出ているメイクやヘアセットにすることが大切。
いつもより濃いメイクにしたり、これまでしなかったヘアセットをしたりすると、参列者が生前の故人様とかけ離れた印象を抱いてしまうことも。
自分らしく、また顔が暗く見えないナチュラルメイクを心がけましょう。
遺影の撮り方で気を付けるべきポイント
遺影を撮影する際は、いくつか注意したいポイントがあります。
まず、撮影時期は遺影として使用するまでの期間が6年以内であることが望ましいとされています。
6年以上期間が空いてしまうと、顔が変わっている可能性が高いため、参列者が遺影を見たときにギャップを感じてしまう可能性があるのです。
生前に遺影を撮影する際は、定期的に撮り直すのがおすすめです。
また、帽子の着用は、顔に影ができてしまうため、避けたほうが良いでしょう。
そして、ふだんからサングラスを着用されている方は遺影にサングラスをかけた写真を使用したいと思うかもしれませんが、葬儀ではマナー違反ととらえられる恐れがあるため、避けるのが無難です。
なお、写真館などで撮影する際はカメラマンが遺影に合わせた背景を選んでくれるので問題ありませんが、自分で撮影する際は背景の色にも注意しましょう。
落ち着いた印象を与える白や、明るい雰囲気が出る淡いパステルカラーがおすすめです。
ただし、撮影時に白や黒の服を着る場合は、背景が白だと顔が浮いて見える恐れがあるため、服装に合わせて選ぶと良いでしょう。
遺影の撮り方のポイントを確認して納得のいく一枚を
最近は生前に自分で遺影を用意する方が増えており、終活の一環としても注目されています。
遺影を自分で準備すれば、納得のいく写真を遺影にできたり、家族の負担軽減にもつながったりと、さまざまなメリットがあります。
撮影方法は自分で撮影する方法と写真館などで撮影する方法があります。
遺影を撮影する際のポイントは、カメラ目線で撮ること。
また、自分らしい写真にするためにも、お気に入りの服などいつもの自分らしい服装や、顔が明るく見えるナチュラルなヘアメイクを施して撮影すると良いでしょう。
撮影時の注意点は、撮影から遺影として使用するまでに6年以上の期間を空けないこと。
帽子やサングラスの着用は避け、背景は白またはパステルカラーを選ぶのがおすすめです。
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姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。