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喪主の知識

2024.12.18

亡くなってからの流れや葬儀までの日数は?必要な手続きも紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の遠藤です。

 

家族など近しい方の葬儀は人生で何度も経験するものではないため、葬儀の流れがわからなくて不安を感じている方はとても多いです。

 

そこで今回は、亡くなってからの流れについて解説します。

葬儀までの日数や葬儀後の流れ、役所で必要な手続きの流れや期限などもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

数珠

亡くなってからの流れや葬儀までの日数をご紹介

一般的には、亡くなった翌日に通夜、そして通夜翌日に葬儀・告別式を行い、葬儀後に火葬・収骨が行われます。

これらの儀式は通常3日間で完了しますが、参列者の都合や会場の手配などの関係で、亡くなった翌日に通夜を行わない場合もあり、その際は3日以上かかる場合もあります。

 

亡くなってから葬儀終了までの一般的な流れとかかる日数を見ていきましょう。

 

1日目:亡くなった日

亡くなったときの流れは、亡くなった場所によって対応が異なります。

病院で死亡した場合は、死亡確認後に医師から死亡診断書が発行され、その後、葬儀準備が進められます。

 

一方、自宅で死亡した場合は、主治医がいれば死亡診断書を受け取り、いなければ警察を呼んで検視が行われます。

自宅で亡くなった場合は、警察が死体検案書を発行することもあります。

 

その後は、葬儀社に依頼してご遺体を搬送・安置し、葬儀の準備を進めます。

家族と葬儀社で打ち合わせを行い、葬儀の詳細を決定。

この段階で、死亡届や埋火葬許可申請書の提出など必要な手続きも進めます。

 

注意点は、死亡後24時間以内はご遺体を火葬できないということです。

また、葬儀日程の決定には、火葬場の空き状況や僧侶の都合も考慮する必要があります。

これらを考慮した上でスケジュールを決めましょう。

 

手続きやスケジュールの決定以外にも、喪主を決めたり、会社への連絡が必要だったりと、やることがたくさんあります。

喪主の決め方や家族葬の連絡を会社にする際の伝え方などについては、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

喪主は誰がするもの?決め方や喪主のマナーを解説

家族葬の連絡は会社にすべき?伝える内容や例文、注意点を紹介

 

2日目:葬儀前日

湯かん・納棺を行います。

故人様の体を清めて衣服を整え、化粧を施してから棺に納めます。

 

そして、一般的には亡くなった翌日に通夜を行います。

通夜では僧侶の読経や焼香、喪主の挨拶などが行われ、遺族や親族、故人様に縁のある人々が集まって冥福を祈ります。

 

通夜後には「通夜振る舞い」と呼ばれる食事会が行われることが一般的です。

通夜の所要時間は約2~3時間で、18時ごろに始まるケースが多いです。

 

3日目:葬儀当日

通夜の翌日に、葬儀・告別式を行います。

僧侶による読経や弔辞、焼香を行い、故人様への最後のお別れが行われます。

 

参列者とともに棺を寝台車で火葬場に搬送し、出棺の儀式後に火葬へと進みます。

 

火葬後、お骨を骨壺に収める「収骨」が行われます。

この儀式では、遺族が順番にお骨を拾うことが一般的です。

所要時間の目安は、葬儀は約1~2時間、火葬は約1~2時間、収骨が30分ほどです。

 

なお、亡くなってから7日目に行う「初七日法要」という儀式がありますが、近年は参列者の日程調整などの関係から、葬儀当日に組み込んで行うケースが多くなっています。

 

その場合は葬儀当日に初七日法要をあわせて行い、その後「精進落とし」の会食が催されることもあります。

 

 

亡くなってから葬儀後の流れはどうなる?

合掌する女性

葬儀後から四十九日法要までの流れは次のとおりです。

  1. 関係者へのお礼と返礼品を手配する
  2. 後飾り壇の設置と四十九日法要の準備をする
  3. 四十九日法要と納骨の儀式を行う

 

葬儀後は、香典や供花、弔電をくださった方々に感謝の気持ちを込めて返礼品を贈ります。

四十九日法要の後1カ月以内にお渡しするのが一般的ですが、最近では香典返しを葬儀当日に行うケースも増えています。

 

返礼品の金額は、香典の3~5割が目安とされています。

事前に香典をいただいた方々のリストを作成しておくと、返礼品の手配もスムーズに進むでしょう。

 

四十九日法要までは自宅に後飾り壇という祭壇を設置してご遺骨を安置し、故人様を供養します。

祭壇の設置場所や飾り方は決まりがあり、一般的にはお仏壇の前や静かな場所が選ばれます。

 

また、四十九日法要に向けては、僧侶の手配や法要の日程、場所の決定、案内状の送付などを準備する必要があります。

本位牌の作成やお仏壇、お墓の用意も必要になるため、用意がない場合は早めに準備を始めておくと安心です。

 

四十九日法要は、故人様が安らかに極楽浄土へと導かれることを祈る重要な儀式です。

法要では、僧侶の読経と法話、会食が行われます。

場合によってはあわせて納骨することもあります。

 

四十九日法要をもって「忌中(きちゅう)」が明け、遺族は喪に服していた期間を終了します。

 

 

葬儀後の手続きの流れや期限も確認

葬儀後には、故人様に関連する各種手続きが必要です。

早めに確認し、適切な対応をすることが大切です。

 

サービスの停止・名義変更手続き

故人様が生前に利用していた公共サービスや民間の契約は、速やかに停止や名義変更を行う必要があります。

 

公的手続きには、例えば年金の受給停止(10日または14日以内)、保険証の返納(10日以内)、世帯主変更(14日以内)、雇用保険受給資格者証の返還(1カ月以内)などがあります。

公共料金や生活サービスの名義変更もなるべく早く行いましょう。

 

給付金の請求手続き

故人様の死亡後、残された家族は一定の期間内に各種給付金を請求することができます。

 

請求には期限があり、例えば葬祭費や埋葬料の請求(2年以内)、国民年金の死亡一時金(2年以内)、生命保険の死亡保険金(3年以内)などがあります。

期限を過ぎると受け取れなくなることがあるため、ご注意ください。

 

遺産相続手続き

故人様の遺産を相続するためには、相続手続きを行う必要があります。

相続手続きをしないと、故人様名義のまま財産が残り、預金の引き出しや不動産の売却ができなくなる場合があるので、しっかりと確認し、適切な手続きを行いましょう。

 

 

亡くなってからの流れと日数を事前に確認しておくと落ち着いて対処できる

葬儀は通常、亡くなった翌日に通夜を行い、その翌日に葬儀・告別式を行なったあと、火葬・収骨が行われる流れです。

この一連の儀式は通常3日間で終了しますが、日程は参列者の都合や施設の空き状況によって異なることがあります。

 

葬儀の流れは、まず亡くなった場所での手続き(病院や自宅での死亡確認後、死亡診断書または検視を受ける)を行い、葬儀社に依頼して遺体を搬送します。

通夜前には納棺が行われ、通夜後には「通夜振る舞い」が行われることもあります。

 

葬儀当日には、僧侶による読経と弔辞の後、火葬場へ遺体を搬送し、収骨が行われます。

また、葬儀後は香典返しや四十九日法要の準備が必要です。

 

葬儀後には、年金停止や保険証返納などの各種手続きや給付金請求、遺産相続なども速やかに行いましょう。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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