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喪主の知識

2024.12.12

家族葬でよくあるトラブルとは?事例や対策を紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の古里です。

 

ここ数年増えている家族葬。

家族や親しい友人など少人数で行う家族葬にはさまざまなメリットがありますが、家族葬ならではのトラブルが起きることも。

 

そこで今回は、家族葬でよくあるトラブルについて解説します。

トラブル事例や対策、家族葬のメリット・デメリットなどもご紹介しますので、後悔なく家族葬を行うためにもぜひご覧ください。

葬儀トラブル

家族葬でのトラブル事例とは?

家族葬とは、家族や故人様と親しかった方を中心に少人数で行われる葬儀のこと。

参列人数は5~30名程度と、一般葬にくらべて少ない人数なのが特徴です。

家族葬は参列者が少ないため、ゆっくりと故人様を偲ぶ時間を過ごしながら見送ることができます。

 

なお、葬儀の流れは基本的に一般葬と同じで、1日目に通夜、2日目に告別式と火葬が行われることが一般的です。

 

メリットの多い家族葬ですが、家族葬だからこそ起こるトラブルがあります。

家族葬でよくあるトラブル事例について見ていきましょう。

 

親戚や身内とのトラブル

家族葬でも親戚や身内の間で意見が食い違うことがあります。

例えば、故人様が社会的に影響力があった場合などは、大勢で葬儀を行いたいと考える親戚がいるかもしれません。

 

また、家族葬に呼ばれなかったことに不満を持つ親戚や友人が、後にトラブルを引き起こす可能性もあります。

 

家族葬費用に関するトラブル

家族葬は一般的に小規模で費用が抑えられるとされています。

しかし実際には、見積もりに含まれない追加料金が発生することも。

 

例えば、火葬料や式場使用料、祭壇飾り、搬送費用などが別途請求されることが多く、最終的に予算オーバーになる場合があります。

 

また、家族葬は参列者が少ないため香典の額も減り、家族の負担が増えることもあります。

 

お寺とのトラブル

自由な形式で家族葬を行う場合、お寺のしきたりに反してしまうことがあるため、菩提寺(ぼだいじ)から納骨や法要を断られることがあります。

菩提寺に相談せずに葬儀を行なったり、手続きに不備があったりすると、後々トラブルに発展することがあるため注意しましょう。

 

近所や地域とのトラブル

家族葬を執り行うと、近所の方が参列できないことに不満を抱く場合があります。

特に、近所の方が故人様と長年同じ地域で暮らしていた場合、葬儀に参列できないことを「冷たい」と受け取られるおそれもあります。

 

 

家族葬でのトラブル対策をご紹介

葬儀相談

先ほどご紹介したように、家族葬ではトラブルが起こる可能性があります。

トラブルにならないための防止策や対応策をご紹介します。

 

訃報を知らせる範囲を最小限に抑える

家族葬を行う場合、訃報は必要最低限の人々にのみ伝えることが基本です。

葬儀の日程や場所など訃報の詳細を知らせると、参列を促してしまう可能性があるため、参列してほしい方以外には詳細を伏せておきましょう。

 

特に、事前に参列を辞退してほしい方には、葬儀の詳細情報は伝えず、家族葬が行われた後に事後報告をするとトラブルを回避できます。

 

故人様の遺志を強調する

故人様の遺志で家族葬を行うことをしっかり伝えることが、周囲の理解を得るために重要です。

これにより、一般葬を希望していた親族や近所の方も納得しやすくなり、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

家族葬に関する決定を故人様の意向として説明することで、意義や重要性を理解してもらいやすくなります。

 

事前に葬儀社と打ち合わせをする

家族葬は小規模であるため、葬儀社との打ち合わせを慎重に行い、希望に合った葬儀を実現するための準備が不可欠です。

見積もりを依頼し、予算内で収まるようにどの項目が基本料金に含まれているか、追加費用が発生する可能性がある項目を明確にしておきましょう。

 

また、香典の金額が予想より少ない場合に備えて、費用の負担をどのようにするかも考えておくと安心です。

 

葬儀社の選び方や事前相談については、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

良い葬儀社の選び方をご紹介!選ぶ前にやっておくべきことも確認

葬儀の事前相談のメリットは?有意義な時間にするためのコツや流れ

 

呼ばない方への配慮と説明をする

家族葬では、呼ばない方が出てくる可能性があります。

その際、どうして呼ばなかったのか、理由をしっかり説明できる準備をしておくことが重要です。

 

例えば、たとえ一部の親しい友人のみ呼ぶことになっていたとしても「故人の遺志に基づき、家族・親戚のみで執り行うことにした」と説明すると、納得してもらいやすくなります。

 

また、参列辞退をお願いする際には、しっかりと「家族葬を行うこと」を伝え、誤解や不満を避けるようにしましょう。

 

菩提寺への事前連絡と相談

故人様に菩提寺がある場合、その寺院に事前に連絡し、家族葬を行う旨を伝えておくことがトラブル防止につながります。

相談をしないで葬儀を行うと、納骨や法要が断られることがあるため、菩提寺との関係をしっかり確認しておきましょう。

特に、無宗教で家族葬を行う場合は、事前に寺院との確認が重要です。

 

 

家族葬はトラブルが多い?メリットとデメリットも確認

家族葬を検討するにあたって、家族葬のメリットとデメリットをあらためて確認しておきましょう。

 

家族葬のメリット

家族葬には次のようなメリットがあります。

  • 精神的・体力的な負担を軽減できる
  • 故人様や家族の意向を反映しやすい
  • 費用を削減できる
  • お別れに集中できる

 

家族葬では、参列者が親族や親しい友人のみのため、来客対応に追われることが少なく、遺族は精神的・体力的に負担が少ないです。

親しい人々だけで葬儀を執り行うため、故人様や家族の思いを自由に表現することができます。

例えば、祭壇や供物も、周囲の目を気にせず、故人様らしい形で整えることができるため、より心温まるお見送りが可能です。

 

さらに、参列者が少ないため規模の小さな葬儀となり、式場や装飾にかかる費用を抑えることができます。

 

また、家族葬は一般葬のように大勢をもてなす必要がないため、故人様とのお別れの時間を大切にでき、故人様との最期の時間をゆっくり過ごすことができるでしょう。

 

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットは次のとおりです。

  • 連絡や対応に手間がかかる
  • 実際の負担額が増えることがある
  • 周囲の理解を得るのが難しいことがある

 

家族葬では、参列者を制限するため、事前に弔問を断る必要があります。

また、葬儀後に弔問に訪れる人が増えることもあり、その対応に追われる場合も。

事前に葬儀社などに相談して、後の対応についてしっかり準備をしておくことが大切です。

 

また、家族葬は参列者が少ない分、香典が少なくなるため、予想以上に葬儀の実質的な費用負担が増える可能性があります。

参列者数と香典の相場をよく確認して、事前に費用感を把握しておくことが重要です。

 

家族葬の実施に対して、親戚や近所の人々の理解を得られない場合もあります。

参列を断ることに不満を感じる方もいるため、事前に「故人の希望である」と説明し、理解を得られるように配慮する必要があります。

 

 

家族葬のトラブルは対策することで回避できる

家族葬は家族や親しい人々だけで行う少人数の葬儀で、参列者は一般葬に比べて少なく、ゆっくりと故人様を見送ることができます。

葬儀の流れは一般葬と同様で、通夜と告別式、火葬が行われます。

 

しかし、家族葬にはいくつかのトラブルが起こる可能性があります。

まず、親戚や身内との意見の食い違いや、家族葬に呼ばれなかったことへの不満が問題になることがあります。

費用面でも、予算オーバーや香典の減少による家族の負担増加が懸念されます。

また、お寺とのしきたりの違いや、近隣住民との関係でトラブルが起こる場合も。

 

トラブルを避けるためには、訃報を伝える範囲を最小限にし、「故人の遺志であること」を強調して理解を得ることが大切です。

事前に葬儀社と打ち合わせて追加費用について確認し、菩提寺や参列者に対して適切な説明を行うことで、トラブルなくスムーズに進行できるでしょう。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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