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喪主の知識

2024.06.08

家族葬でのお布施の相場は?お布施の渡し方もチェック!

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭です。

 

仏式の葬儀でお坊さん(僧侶)に読経などを行なっていただいた際は、お礼にお布施(おふせ)をお渡しします。

最近は一般葬ではなく、親族のみで執り行う家族葬の方が増えていますが、家族葬ではお布施をいくら渡せば良いのか、疑問に思っている方も多いかもしれません。

 

そこで今回は、家族葬でのお布施について解説します。

お布施の相場や渡し方などをご紹介しますので、ぜひご覧ください。

御布施

家族葬のお布施とは?

お布施(おふせ)とは、仏式の葬儀での読経や戒名授与に対するお礼として、お坊さん(僧侶)や寺院へ渡すお金です。

キリスト教式の葬儀では教会や司祭・牧師に「献金」、神道の葬儀では神社や神主に対して「祭祀料(さいしりょう)」をお渡ししますが、これが仏式のお布施にあたります。

 

お布施はあくまでも感謝の気持ちを伝えるためのものですので、特に金額は決まっていません。

 

親族のみなど少人数で執り行う家族葬でも、お坊さんを呼んで読経などを依頼する際は、お布施が必要です。

なお、お布施はお坊さんに渡すお礼ですので、家族葬にお坊さんを呼ばない場合は、お布施はもちろん必要ありません。

 

お布施以外に家族葬でかかる費用については、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家族葬の費用相場は?費用の抑え方や家族葬のメリット・デメリットも

 

 

家族葬のお布施の相場はどれくらい?

御布施

先述のとおり、お布施は金額が決まっていないため、いくら包めば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

お布施の費用相場は地域や宗派によって異なり、目安の金額は以下の通りです。

 

<地域別のお布施の費用相場>

  • 北海道・東北地方:約30万〜31万円
  • 関東地方:約29万〜38万円
  • 中部地方:約25万〜30万円
  • 近畿地方:約21〜30万円
  • 中国・四国地方:約20万〜25万円
  • 九州・沖縄地方:約17〜30万円

 

<宗派別のお布施の費用相場>

  • 浄土宗:約30万~50万円
  • 浄土真宗:約20万円前後
  • 日蓮宗:約30万~50万円
  • 曹洞宗:約30万~60万円
  • 真言宗:約30万円以上
  • キリスト教(献金):約10万~40万円
  • 神道(祭祀料):約15万~50万円

 

お布施の内訳

お布施には次のような費用が含まれています。

  • 読経料
  • 戒名料

 

読経料とは、お坊さん(僧侶)にお経を読んでいただいたものに対するお礼です。

そのため、もし複数のお坊さんに読経を依頼する際は、一人ずつお布施を渡すのがマナーです。

 

なお、枕経や通夜、葬儀など複数回お経を読んでいただきますが、読経料の相場は約15万〜30万円となっています。

 

また、戒名(かいみょう)とは仏様の世界における故人様の新しい名前のことで、一般的にお坊さんに依頼してつけてもらいます。

そのお礼としてお渡しするのが戒名料です。

 

なお、戒名料は戒名の位によって相場が異なります。

例えば、浄土宗の場合は、戒名の位が「信士・信女」は約30万〜40万円、「居士・大姉」は約50〜60万円、「院信士・院信女」は70万円以上が目安となっています。

※宗派によっては戒名がないことがあります。

 

お布施以外にお坊さんへ渡すもの

お坊さんにはお布施以外にも、お車代や御膳料をお渡しする場合があります。

 

お車代とは、お坊さんが葬儀場へ来るまでにかかった交通費のこと。

寺院から葬儀場までの距離によって相場は異なりますが、約5,000〜1万円が目安です。

なお、遠方からお越しになる場合は、さらに1万円ほど上乗せしてお渡しします。

 

御膳料とは、葬儀後の会食にお坊さんが参加されない場合にお渡しするもので、相場は約5,000〜1万円。

家族葬の場合は会食自体を行わないケースも多いと思いますが、その場合は御膳料は不要です。

 

お車代や御膳料は、お布施とは別にそれぞれ封筒に包んでお渡ししましょう。

 

 

家族葬ではお布施はどうやって渡す?

お布施をお坊さん(僧侶)に渡す際は、白い封筒に包んでお渡しします。

封筒は、無地または御布施袋を使用します。

御布施袋には、表に「御布施」と書かれています。

 

また、中袋にお金を入れて、その中袋を奉書紙(ほうしょし)という和紙で包んでお渡しするという方法もあります。

 

封筒・中袋の書き方

無地の封筒であれば、表の上部に「御布施」と書き、その下に自分の氏名を書きます。

裏面には、左下に住所、氏名、電話番号、そして旧漢数字でお布施の金額を書きましょう。

 

中袋には、表に旧漢数字でお布施の金額を書き、裏面の左下には郵便番号、住所、氏名、電話番号を書きます。

 

なお、封筒や中袋に書く際は筆ペンや毛筆を使って書くのが好ましいですが、ボールペンでもかまいません。

 

お布施のマナー

お布施をお渡しする際は、いくつか覚えておきたいマナーがあります。

 

まず、お布施は葬儀の前後のタイミングで渡します。

もし葬儀の際に渡し忘れてしまった場合は、後日寺院までお持ちしましょう。

 

お布施をお坊さんにお渡しする際は、必ずお布施を袱紗(ふくさ)に包んで持っていき、お坊さんの目の前で袱紗から取り出します。

切手盆にのせてお渡ししても構いません。

 

お渡しする際は、葬儀前であれば「どうぞよろしくお願いします」、葬儀後であれば「本日はありがとうございました」とひと言添えましょう。

 

 

家族葬のお布施の相場は地域や宗派によって異なる

お布施とは、葬儀での読経や戒名授与に対するお礼として、お坊さん(僧侶)や寺院へ渡すお金です。

感謝の気持ちを伝えるためのものですので、特に金額は決まっていません。

 

お布施には読経料と戒名料が含まれており、費用相場は地域や宗派によって異なり、九州・沖縄地方であれば約17〜30万円が目安です。

なお、お坊さんにはお布施以外にもお車代や御膳料をお渡しする場合があります。

 

お布施をお坊さんに渡す際は、白い封筒または奉書紙に包んでお渡ししましょう。

 

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は「天国葬祭」にぜひご相談ください。

 

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