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喪主の知識

2025.04.03

一日葬と家族葬の違いとは?特徴・費用・選び方を徹底比較

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の徳田です。

 

近年、葬儀の形式は多様化しており、一般的な葬儀だけでなく「一日葬」や「家族葬」という選択肢も増えています。

そのため、「一日葬と家族葬の違いがわからない」「どちらが自分たちの状況に合うのだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は一日葬と家族葬それぞれの特徴や違い、費用の目安、メリット・デメリットを解説します。

どちらの葬儀形式が自分たちに合っているのか、選び方のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

喪服で手を合わせる

一日葬とは?特徴や流れを解説

一日葬は、その名の通り1日で完結する葬儀形式です。

従来の葬儀では「通夜」と「告別式」を2日間かけて行うのが一般的でしたが、一日葬では通夜を省略し、告別式と火葬を1日で執り行い終了します。

 

参列者の範囲に制限はなく、故人様と関わりのあった方々が自由に参列できます。

 

近年、時間や費用の面から一日葬を選択される方が増えています。

通夜を行わないため、式の前日は家族だけで故人様との時間をゆっくり過ごせるのも特徴です。

 

一日葬の流れ

一日葬の基本的な流れは以下の通りです。

  1. ご遺体の搬送・安置
  2. 納棺
  3. 告別式
  4. 火葬・収骨
  5. 精進落としや初七日法要

 

一日葬では通常の葬儀と異なり、お通夜がなく、告別式から始まります。

告別式以降の流れは一般葬とほぼ同じです。

 

一日葬の費用目安

一日葬にかかる費用は、一般的に30万~50万円が目安といわれています。

通夜を行わないため、通夜の会場費や通夜振る舞い(飲食費)などが不要となり、一般葬と比べて費用を抑えられます。

 

この金額には、ご遺体の搬送や安置、葬儀場の使用料、祭壇や花、棺などの費用が含まれていますが、火葬料金が含まれているかどうかは葬儀社によって異なるため、事前に確認が必要です。

 

また、参列者の人数によって、会食費や返礼品の費用も変動します。

このほか、お布施なども必要になりますが、おおむね100万円以内におさまるケースが多いようです。

 

なお、天国葬祭の一日葬は、式場使用料が家族葬の半額となります。(※火葬後の式場法要を行わない場合)

不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

一日葬のメリット・デメリット

一日葬のメリットとデメリットを確認しましょう。

 

【メリット】

  • 葬儀の期間が短く、遺族の身体的・精神的負担が軽減される
  • 通夜がないため、費用を抑えられる
  • 遠方からの参列者も日帰りで参加できる
  • 家族だけで故人様との最後の時間をゆっくり過ごせる

 

【デメリット】

  • 1日のみの葬儀のため、都合がつかない人は参列が難しい
  • 菩提寺によっては一日葬を受け入れてもらえない場合がある
  • 葬儀後の弔問対応が増える可能性がある
  • 親族から一日葬に対して理解を得られないことがある

 

一日葬についてはこちらのコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

一日葬とはどのような葬儀?メリット・デメリットや費用相場もご紹介

 

 

家族葬とは?特徴や流れを解説

家族葬は、家族や親族、親しい友人など限られた人たちで行う小規模な葬儀です。

参列者を限定することで、故人様を身近に感じながらゆっくりと最後のお別れができます。

 

人数に明確な定義はありませんが、30人程度までの小規模な葬儀になることが一般的です。

 

家族葬では、一般葬と同様に「通夜」と「告別式」を2日間かけて行うことが多いですが、一日葬のスタイルを取り入れて1日で執り行うこともあります。

 

家族葬の流れ

家族葬の基本的な流れは、一般葬とほぼ同じです。

  1. ご遺体の搬送・安置
  2. 納棺
  3. 通夜
  4. 告別式
  5. 火葬・収骨
  6. 精進落としや初七日法要

 

ただし、規模が小さいため、儀式も簡略化されることが多く、形式にとらわれない自由な葬儀が可能です。

故人様の生前の趣味や好みを反映させた、その方らしい葬儀を実現できることもあります。

 

家族葬の費用目安

家族葬は一般葬と同じ流れのため、どのくらい費用がかかるかは主に葬儀の規模(参列人数)によって左右されます。

一般葬より小規模になることが多く、会場の規模を小さくできるほか、飲食費や返礼品の費用も抑えられます。

 

家族葬の費用相場は約100万円。

ただし、葬儀の規模、内容、地域、葬儀会社によって費用は大きく異なります。

 

家族葬のメリット・デメリット

家族葬のメリットとデメリットも確認しておきましょう。

 

【メリット】

  • 家族や親しい友人だけで故人様との最後の時間をゆっくり過ごせる
  • 小規模な分、費用を抑えられる
  • 故人様らしさを大切にした自由な葬儀ができる
  • 参列者が少ないため、遺族の負担が軽減される

 

【デメリット】

  • 参列者をどこまで呼ぶか悩みやすい
  • 参列しなかった方からの弔問対応が増える可能性がある
  • 家族だけで葬儀をしたことについて、参列しなかった方からの理解が得られないことがある

 

家族葬についてより詳しく知りたい方はこちらのコラムもぜひご覧ください。

家族葬とは?費用目安やメリット・デメリット、注意点などを解説

 

 

一日葬と家族葬の違いは?どちらを選ぶべき?

喪服で手を合わせる

一日葬と家族葬の最大の違いは葬儀の「日数」と「参列者の範囲」です。

 

一日葬は通夜を省略して1日で葬儀を行う形式で、家族葬は参列者を限定する葬儀スタイルで、小規模になることが多いです。

 

どちらを選ぶかは、故人様や遺族の意向、参列者の都合、予算などを総合的に考慮して決める必要があります。

費用は参列者の数や葬儀の内容によって変動しますが、どちらも一般葬と比べると費用を抑えられる選択肢でしょう。

 

なお、家族葬を一日葬の形で行うことも可能です。

 

一日葬と家族葬どちらを選ぶべき?選ぶポイント

一日葬が適しているケースは以下の通りです。

  • できるだけ短期間・低予算で葬儀を完了させたい
  • 菩提寺から了承を得ている

 

一方、家族葬が適しているケースは以下の通りです。

  • 近しい方々だけでの少人数の葬儀を希望している
  • 形式にとらわれない自由な葬儀を望んでいる
  • 故人様との別れの時間を静かにゆっくり過ごしたい
  • お通夜の儀式も大切にしたい
  • 菩提寺から一日葬の了承が得られない

 

どちらを選ぶか迷う場合は、故人様の意向や家族の状況、参列者の都合、予算などを総合的に考慮することが大切です。

また、葬儀社に相談し、自分たちに合った葬儀プランを提案してもらうのも良いでしょう。

 

 

一日葬と家族葬の違いを理解し、後悔のない選択を

一日葬と家族葬の違いは「日数」と「参列者の範囲」にあります。

一日葬は通夜を省略して1日で葬儀を行う形式で、時間や費用を抑えられるのが特徴です。

 

一方、家族葬は参列者を限定した葬儀で、家族や親しい友人を中心に執り行うため、故人様との最後の時間をゆっくり過ごすことができます。

 

どちらを選ぶかは、故人様の意向や家族の状況、参列者の都合、予算などを総合的に考慮して決めることが大切です。

また、「家族葬を一日で行う」というように家族葬と一日葬の両方を組み合わせることも可能です。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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