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喪主の知識

2025.02.08

家族葬と密葬の違いとは?注意点も紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の元山です。

 

近年、家族葬という選択をされる方が増えています。

一方で、密葬という形式もありますが、家族葬と密葬の違いがわかりにくいというお声をよくいただきます。

 

そこで今回は、家族葬と密葬の違いについて、それぞれの特徴や注意点を詳しくご説明します。

手を合わせる女性

家族葬・密葬とは?

まずは、それぞれの葬儀形式について基本的な定義から見ていきましょう。

 

家族葬の定義と特徴

家族葬は、家族を中心とした親族や、親しい友人たちで行う葬儀です。

一般葬とは異なり、会社関係やご近所の方々などに広く知らせることはせず、限られた方々でお別れをする形式です。

後日、本葬やお別れの会を開くことはありません。

 

家族葬についてより詳しく知りたい方は、こちらのコラムもご覧ください。

家族葬の流れを詳しく。家族葬後の流れもご紹介

 

密葬の定義と特徴

密葬は、後日に本葬やお別れ会を行うことを前提に、家族や近親者だけで行う葬儀です。

著名人や企業の社長など、本葬に多くの参列者が見込まれる場合に選ばれることが多い形式です。

 

参列者が多いと各方面への連絡や準備に時間がかかってしまいますが、本葬の前に密葬を行うことで家族が静かに故人様とのお別れの時間を確保することができるのです。

 

家族葬・密葬の規模

家族葬や密葬は小規模な葬儀というイメージがありますが、実際の規模はどの程度なのでしょうか。

 

ひとくちに近親者のみの葬儀といっても、参列人数は状況によって大きく異なります。

家族葬や密葬に明確な人数制限はありません。

 

家族や親族のみで5人程度の小規模なものから、親しい友人まで含めた数十名規模まで、状況に応じてさまざまです。

大切なのは、参列者の人数ではなく、故人様やご遺族の意向に沿った形で執り行えるかどうかです。

 

家族葬や密葬は、規模の大小ではなく、参列者を限定して故人様との大切な時間を過ごすことに重点を置いた葬儀形式だといえます。

 

ただし、葬儀会社によっては人数制限を設けている場合もあるため、事前に確認が必要です。

 

 

家族葬と密葬の違いとは?

お花

家族葬と密葬には、いくつかの重要な違いがあります。

詳しく見ていきましょう。

 

本葬の有無による違い

家族葬は、その葬儀だけで完結します。

 

一方、密葬は必ず後日、一般の会葬者も参列できる本葬やお別れの会が行われます。

本葬では、生前の故人様の功績や想いを反映させた葬儀を執り行うことができます。

 

参列者の範囲の違い

家族葬では、家族や親族に加え、故人様と親しかった友人なども参列することがあります。

対して密葬は、家族や近親者などを中心とし、家族葬よりもさらに参列者が限定されることが一般的です。

 

情報の取り扱いの違い

家族葬は一般の方々に広く知らせることは控えますが、訃報自体は必要に応じて伝えます。

一方、密葬では訃報を伝えるのは参列者のみとし、ほかの方々には伏せておくのが基本です。

 

 

家族葬・密葬の注意点

家族葬と密葬で注意すべきポイントをご紹介します。

 

家族葬を選ぶ際の注意点

家族葬の実績がある葬儀社を選びましょう。

家族葬に適した規模の会場や、明確な料金プランを提供している葬儀社がおすすめです。

 

菩提寺がある場合は、必ず事前に家族葬で行うことを伝えましょう。

菩提寺との付き合いを今後も良好に続けるためにも、家族葬にする理由を丁寧に説明することが大切です。

 

また、参列者の範囲を慎重に検討する必要があります。

親族間でトラブルにならないよう、参列できない方への配慮も必要です。

 

家族葬でよくあるトラブルについては、こちらのコラムもご覧ください。

家族葬でよくあるトラブルとは?事例や対策を紹介

 

そして、葬儀後の弔問に備えることも重要です。

本葬やお別れの会を行わない家族葬では、葬儀に参加できなかった方が、後日、自宅へ弔問にいらっしゃることもあります。

 

密葬を行う際の注意点

親族に対して密葬の意向を事前に伝え、理解を得ることが大切です。

一部の親族が訃報を外部に伝えてしまうケースを防ぐため、密葬と本葬に分けて行うことの説明もしましょう。

 

また、近隣にお住まいの方に知られないような配慮も必要です。

ご遺体の安置場所についても、自宅以外を検討したほうが良い場合があります。

 

家族葬と密葬の共通の注意点

両形式に共通する注意点として、参列できなかった方々への配慮が必要なことが挙げられます。

葬儀後には挨拶状を送り、故人様の訃報と葬儀を執り行なったことをお知らせします。

 

また、自宅に弔問される方への対応として、玄関や仏間の掃除、おもてなしの準備なども必要です。

 

 

家族葬と密葬の違いを正しく理解し、ご家族に合った選択を

家族葬と密葬は、どちらも限られた人数で執り行う葬儀ですが、本葬の有無や参列者の範囲、情報の取り扱いなどに違いがあります。

 

家族葬は小規模ながら葬儀を完結させる形式である一方、密葬は本葬の前に家族だけで故人様とお別れをする機会を設ける形式です。

生前の故人様のお付き合いの幅が広く、弔問の対応に追われることが予想される場合には、密葬と本葬を分けて行うことをおすすめします。

 

天国葬祭では、個性を大切にした「あの人らしい葬儀だった」と言われるお見送りを心がけています。

 

どのような葬儀を選択すれば良いか…などのご相談にも対応いたします。

姶良市・霧島市での葬儀をご検討の方は、「天国葬祭」にぜひご相談ください。

 

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