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参列者の知識

2025.08.02

葬式での傘のマナーとは?色選びから扱い方までわかりやすく解説

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の徳田です。

 

雨の日の葬儀に参列する際、「どんな色の傘を持っていけば良いのだろうか」「式場での傘の扱い方にマナーはあるのだろうか」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

 

葬儀は、静かに故人様を偲ぶ厳粛な場です。
そのため、傘にもふさわしい色やマナーがあります。

故人様への敬意を表し、ご遺族に配慮するためにも、傘の選び方や扱い方には気を配りたいものです。

 

今回は、葬儀での傘のマナーをご紹介します。

色の選び方や会場での扱い方、急な雨への対応方法まで解説します。

ぜひ参考にしてください。

葬式での傘

葬式での傘のマナーはある?色と選び方

葬儀での傘選びは、喪服選びと同じように配慮が必要です。

葬儀にふさわしい傘の色やデザイン、避けるべき傘の種類についてご紹介します。

 

基本は黒無地の傘がおすすめ

葬儀に持参する傘は、喪服や小物と同様に黒無地の傘が適しています。

黒い傘は厳粛な雰囲気にふさわしく、どのような喪服にも違和感なく合わせることができます。

 

式場の品位を保つため、派手な色合い、装飾が目立つ傘は避けましょう。

できるだけシンプルで、絵柄や装飾のない素材のものを選ぶことが大切です。

 

ビニール傘はOK?黒い傘がない場合は?

黒い傘がない場合は、以下のような落ち着いた色合いの傘であれば問題ありません。

  • 紺色
  • グレー
  • 深緑などの鈍い色合い
  • 透明や白のビニール傘

 

葬儀のためだけに黒い傘を買うのは難しい場合には、安価で購入できるビニール傘がおすすめです。

 

折りたたみ傘でも問題なし

葬儀に適した色・デザインであれば、折りたたみ傘を使用しても問題ありません。

折りたたみ傘は会場内でコンパクトに収納でき、置き忘れを防ぐメリットもあります。

使用後はビニール袋に入れて椅子の下などに置くなど、まわりを濡らさない配慮をしましょう。

 

レインコート・レインブーツの着用は?

強い雨や風の日には、レインコートやレインブーツの使用も検討しましょう。

どちらも派手な色や柄を避け、黒・紺・カーキなどの落ち着いた色のものを選びます。

 

レインコートは式場に着いたら脱ぎ、ビニール袋に入れて保管しましょう。

レインブーツは、式場では革靴やパンプスに履き替えるのがマナーです。

室内用の靴を忘れずに持参しましょう。

 

 

葬式会場での傘の置き場所と扱い方のマナー

葬儀に参列

雨の日の葬儀では、傘の扱い方の細やかな配慮が、故人様への敬意やまわりの方への思いやりにつながります。

ここでは、葬儀会場での傘の取り扱い方についてご紹介します。

 

会場に入る前に水滴を落とす

傘についた水滴は、軽く振るかタオルで拭くなどして、式場の出入り口で落としましょう。

濡れたまま中に入ると、床が滑りやすくなったり、椅子を濡らしてしまったりする恐れがあります。

 

傘の置き方と注意点

多くの式場では傘立てや傘袋が用意されています。

似たような傘が並ぶため、自分の傘がわかるように目印をつけておくと安心です。

 

具体的には以下のような方法があります。

  • 記名しておく
  • 傘の持ち手に輪ゴムを巻く
  • 黒いリボンやハンカチを持ち手につける
  • アンブレラマーカーを使用する
  • 複数人で参列する場合は、ゴムやリボンで束ねておく

 

ご遺族へのご迷惑にならないよう、取り違えには気をつけましょう。

 

持参しておくと安心なアイテム

雨の日の葬儀では、以下のアイテムも持参しておくと安心です。

  • タオルやハンカチ
  • ビニール袋
  • 替えの靴下・ストッキング
  • ストールやひざかけ

 

喪服が濡れてしまった場合は、タオルやハンカチでこすらず、軽く押さえるように水気を取りましょう。

ビニール袋は、濡れた傘やレインコートを収納するのに便利です。

 

また、会場が和室で靴を脱ぐことがある場合に備えて、替えの靴下やストッキングを持っておくと安心です。

さらに、空調が効いている式場では、喪服が濡れていると寒さを感じやすいです。

ストールやひざかけも防寒対策として役立ちます。

 

お葬式での持ち物の詳細については、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

お葬式で必要な持ち物は?あると良いもの、注意点も解説

 

 

葬式で傘がない場合の急な雨のマナー

急な雨で傘を持っていない場合や、適切な傘がないときの対処法をご紹介します。

 

コンビニや会場での貸し傘を利用

急な雨の場合、透明なビニール傘をコンビニで購入するのが手軽です。

最近では、式場で貸し傘を用意しているケースもあるため、困ったときはスタッフに相談しましょう。

利用する際は、スタッフにひと声かけ、使用後は必ず元の場所に戻しましょう。

濡れたまま返却せず、タオルなどで水気を拭き取ると丁寧です。

 

万が一破損してしまった場合は、必ず申し出るようにしましょう。

 

タクシーや車での移動を検討

傘がない場合は、できるだけ濡れずに移動できる手段を検討しておくことが大切です。

タクシーや自家用車を利用すれば、傘がなくても最小限の濡れで済みます。

 

また、公共交通機関を利用する際も、駅やバス停から式場までの距離が短いルートを事前に確認しておきましょう。

 

 

雨の日の葬式も傘の扱いに気を配り、心を込めたお見送りを

葬儀にふさわしい傘は、基本的に黒無地のシンプルなものです。

黒い傘がない場合は、紺色やグレーなどの落ち着いた色合いの傘、または透明や白色のビニール傘を選びましょう。

派手な色や装飾のある傘は避け、故人様への敬意とご遺族への配慮を忘れないことが大切です。

 

会場では傘立てに置き、濡れたまま式場に入らないよう注意しましょう。

取り違えを防ぐために、シンプルな目印をつけておくと安心です。

折りたたみ傘なら手元で管理しやすく、取り違え防止にもなります。

 

急な雨の場合は、コンビニでビニール傘を購入したり、会場の貸し傘サービスを利用したりするなど、柔軟に対応することが大切です。

 

雨の日の葬儀では、傘以外にもタオルやビニール袋、予備の靴下などを準備しておくと、より安心して参列できます。

 

事前の準備と適切なマナーを心がけて、故人様との最後のお別れを大切に過ごしましょう。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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