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参列者の知識

2024.09.25

お葬式のふくさ(袱紗)とは?選び方と包み方や渡し方まで解説

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の徳田です。

 

お葬式に参列する際は、葬儀場で香典をお渡しします。

香典は直接バッグに入れるのではなく、ふくさ(袱紗)に入れて持っていかなくてはいけません。

 

そこで今回は、お葬式で使うふくさについて解説します。

ふくさとは何なのかということから、お葬式向きの色や模様、包み方などをご紹介しますので、ぜひご覧ください。

ふくさ

お葬式で使うふくさ(袱紗)とは?種類を紹介

ふくさ(袱紗)とは香典などをお包みする、のし袋を包む布のこと。

 

お葬式や法事に参列するときに渡す香典や、僧侶に渡すお布施は、直接バッグから取り出して手渡しするのではなく、ふくさに包んで渡すのがマナーです。

なお、ふくさはお葬式などの弔事だけでなく、結婚式のご祝儀など慶事でも利用します。

 

ふくさの種類は主に、正方形で四方に房がついた「爪付きふくさ」と、台が付いている便利な「台付きふくさ」、使わないときは小さく畳める「風呂敷ふくさ」、そして近年使用する方が多い「金封ふくさ」があります。

金封ふくさは包むのではなく、のし袋を挟む仕様になっています。

台紙が入っているものもあり、のし袋が折れたり形が崩れたりするのを防いでくれるので、とても便利です。

 

お葬式では、香典やふくさなど必ず持っていくべき物があります。

お葬式の持ち物については下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

お葬式で必要な持ち物は?あると良いもの、注意点も解説

 

 

お葬式に使えるふくさ(袱紗)の色と模様

数珠

ふくさ(袱紗)にはさまざまな色や模様があるため、お葬式に使う際には注意が必要です。

 

ふくさの色

ふくさには、寒色系(紫色、紺色、深緑色、灰緑色、うぐいす色、藍色、灰色など)と暖色系(紫色、赤色、朱色、橙色、桃色など)があります。

 

お葬式では必ず寒色系のふくさを使用しましょう。

一方、暖色系のふくさは結婚式のご祝儀などで使用します。

 

もし、弔事用と慶事用にそれぞれふくさを用意するのが難しいという場合は、どちらでも使用できる紫色のふくさを選ぶのがおすすめです。

 

ふくさの模様

ふくさには無地のものと、刺繍などの模様が入ったものがあります。

 

刺繍は、種類によって弔事用と慶事用にわかれます。

蓮や菊など花の模様の刺繍が入ったものは弔事用、松竹梅や鶴、亀といった縁起物の刺繍は慶事用です。

 

弔事にも慶事にも使用できるのは無地のふくさです。

また、家紋入りのふくさもどちらでも使用できます。

 

これからふくさを用意するという場合は、無地のふくさを選ぶと良いでしょう。

弔辞用と慶事用のどちらにも使えるよう、刺繍の柄がリバーシブルになっているものもあります。

 

 

お葬式のふくさの包み方と渡し方

お葬式のふくさ(袱紗)の包み方と渡し方をご紹介します。

 

ふくさの包み方

先ほどご紹介したとおり、ふくさには主に「爪付きふくさ」「台付きふくさ」「風呂敷ふくさ」「金封ふくさ」の4種類があります。

 

爪付きふくさ・台付きふくさ・風呂敷ふくさの包み方

爪付きふくさ・台付きふくさ・風呂敷ふくさの包み方は、基本的に同じです。

  1. ふくさを裏向きに広げる
  2. ふくさの中央より少し右側に香典を置く
  3. ふくさの右端を持って香典に被せて中に折り込む
  4. ふくさの下側を上に折る
  5. ふくさの上側を下に折る
  6. ふくさの左端を持って香典を覆うように包む
  7. 爪などを留める

 

ふくさに香典を置く際は、香典の端がふくさからはみ出ないようにするのがポイントです。

その際、香典は表書きが読める向きに置きましょう。

 

金封ふくさの包み方

金封ふくさは挟むだけですが、ふくさを開く向きに注意が必要です。

 

お葬式で金封ふくさを使う際は、左開きになるように包みましょう。

その際、香典の表書きが読める向きでふくさに挟み、口を閉じます。

 

一方、結婚式など慶事で使用する際は、ふくさを右開きで包みます。

向きを間違えないようご注意ください。

 

ふくさの渡し方

香典を渡す際は、ふくさに包んだまま渡すのはNG。

お葬式の受付で香典を渡す際は、受付前でふくさから香典を取り出します。

その際、「このたびはご愁傷様です」とひと言添えて、香典を両手で渡します。

香典は、香典の表書きを受付の方が読める向きで渡しましょう。

 

なお、喪主などに直接香典を渡す際は、喪主の前でふくさを開き、お盆などに香典を置いて渡します。

 

 

お葬式にあった色や柄のふくさ(袱紗)を選ぼう

ふくさ(袱紗)とは香典などを入れたのし袋を包む布のことで、香典や僧侶に渡すお布施は、ふくさに包んで渡すのがマナーです。

 

ふくさには、爪付きふくさ、台付きふくさ、風呂敷ふくさ、金封ふくさの主に4種類があります。

近年は、台紙付きでのし袋が折れにくい金封ふくさが人気です。

 

ふくさにはさまざまな色と模様があります。

お葬式では紫色や紺色、緑色など、寒色系のふくさを使用しましょう。

また、模様は花などの刺繍が入ったものか、無地、家紋入りを使用します。

 

もし、弔事用と慶事用にそれぞれふくさを用意するのが難しいという場合は、色は紫色、模様は無地または家紋入りであれば、どんなシーンでも使用できるのでおすすめです。

 

ふくさは種類によって包み方が異なりますので、お持ちのふくさの種類にあわせて、正しく香典を包んで渡しましょう。

 

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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