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参列者の知識

2025.05.25

葬式のバッグマナーを徹底解説!適切な選び方と注意点

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の遠藤です。

 

葬儀に参列する際、「どのようなバッグを持参すべきか迷ってしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。

「黒いバッグなら何でも良いの?」「手持ちのバッグでマナー違反にならないか心配」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

今回は、お葬式にふさわしいバッグの選び方から避けるべきバッグの特徴などを詳しく解説します。

適切なマナーを身につけて、故人様への敬意を表す場にふさわしい装いで参列できるよう、ぜひ参考にしてください。

礼服を着て座る女性

お葬式のバッグの基本マナー

身だしなみを整えて葬儀に参列することは、故人様への弔意を表す大切な心遣いです。

それは服装だけでなく、バッグに関しても同じです。

 

まずはお葬式にふさわしいバッグの基本マナーについて確認しましょう。

 

色は黒が原則

お葬式のバッグは、黒色が基本です。

黒は喪の色として広く認識されており、故人様への哀悼の意を表します。

 

単に黒いだけでなく、光沢のないマットな質感のものであることも重要です。

 

素材は布が基本

布製のバッグが最も適しており、ポリエステルやナイロンなどのシンプルな素材がおすすめです。

 

従来、葬儀では殺生を連想させる革製品は不適切とされていましたが、最近ではツヤ感を抑えたシンプルで上質な革製品であれば受け入れられることも増えてきました。

革製のバッグの場合は、ワニ革やトカゲ革、オーストリッチなどは避け、牛革や羊革などを選んでください。

 

ただし、参列される方の中には「革製品はマナー違反」と感じる方もいらっしゃるため、心配な場合は布製のバッグを準備することをおすすめします。

 

サイズは必要最小限

葬儀では、必要最小限の持ち物が入る程度のコンパクトなハンドバッグが適しています。

大きすぎるバッグやトートバッグ、ショルダーバッグは、カジュアルな印象を与えるため適切ではありません。

 

デザインはシンプルな無地

腕にかけられるシンプルなハンドバッグタイプで、装飾や柄を抑えた無地のものが適切です。

持ち手の長さは、肘にかけたときに自然な位置に来るものを選びます。

 

金具は、留め具やファスナー、底鋲など、構造上必要なものは問題ありませんが、黒やグレーなど目立たない色に着色されているなど、控えめなデザインのものを選ぶと良いでしょう。

 

また、葬儀では床や椅子にバッグを置く機会が多いため、底に鋲が付いているタイプがおすすめです。

底鋲があることで傷や汚れを防ぎ、型崩れを防いで長期間美しい形を保てます。

 

なお、男性の場合は、お葬式でバッグを持たないのが一般的です。

ハンカチや貴重品などの小物はスーツのポケットへ収納します。

 

ただし、どうしてもバッグが必要な場合は、黒いクラッチバッグやセカンドバッグを使用しても問題ありません。

女性用と同様、シンプルで控えめなデザインのものを選ぶことが大切です。

 

 

お葬式で避けるべきバッグの特徴

お葬式に持参してはいけないバッグの特徴を解説します。

具体的な知識を知って、お葬式でのマナー違反を防ぎましょう。

 

光る素材や派手な装飾

エナメル素材やメタリック素材など、光沢のあるバッグは葬儀の場にふさわしくありません。

大きなリボンや花柄の刺繍、レースの装飾、ビーズやスパンコール、ラメなどの装飾も、華やかすぎる印象を与えるため避けましょう。

 

黒以外の色

バッグの色は、基本的に黒以外はNGです。

茶色やネイビー、グレーなどの落ち着いた色であっても、葬儀の場では黒以外は避けるのが無難です。

 

白やピンク、赤などの明るい色はマナー違反です。

 

カジュアルなデザイン

スポーツバッグやリュックサック、トートバッグなどは、カジュアルな印象を与えるため葬儀には不適切です。

 

また、キャラクターものやロゴが大きく入ったデザインなども避けてください。

 

毛皮や派手な革

毛皮やファーが使われたバッグは、殺生を連想させるため葬儀の場には適しません。

ヘビ革やワニ革などのエキゾチックレザーも同様の理由で避けるべきとされています。

 

バッグの内側に裏地としてファーやヒョウ柄が使われていることがないかも、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

 

お葬式に必要な持ち物も確認!

畳の上の数珠と袱紗

お葬式に必ず持参すべき物は以下の通りです。

  • 香典
  • 数珠
  • ハンカチ
  • 財布、携帯電話

 

お葬式の香典は、紺色や黒、紫などの弔事用の袱紗に包んで持参します。

ハンカチはタオル地は避け、白または黒の無地のものを持参しましょう。

財布も派手な色やデザインのものは避け、できるだけ目立たないものを選んでください。

 

そのほか、季節や天候に応じて折り畳み傘や扇子、防寒具や、女性は予備のストッキングや化粧直しのメイク用品などを準備しておくと良いでしょう。

傘や防寒具、メイクポーチなども、黒でシンプルなデザインのものを選ぶと安心です。

 

荷物が多い場合はサブバッグを使用する

メインのハンドバッグに荷物が入りきらない場合は、サブバッグを併用しても構いません。

サブバッグも黒色でシンプルなデザインのものを選び、A4サイズ程度までの大きさに抑えましょう。

 

フォーマル用品を販売しているお店に行けば、礼装用のサブバッグも購入できます。

 

先ほどお伝えした傘や防寒具などのほか、親族として参列する場合や、お手伝いをする可能性がある場合は、エプロンや着替えなどを持参することもあり、サブバッグが必要となることが多いでしょう。

 

お葬式に必要な持ち物についてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

お葬式で必要な持ち物は?あると良いもの、注意点も解説

 

 

葬式のバッグマナーを守って弔意を示す装いを

お葬式のバッグマナーは、故人様への敬意を表す大切な要素の一つです。

葬儀に適したバッグの選び方は、黒色でマットな質感、シンプルなデザインのハンドバッグが基本。

光る素材や派手なデザイン・装飾のバッグは避け、必要最小限の持ち物を整理して持参しましょう。

 

適切なマナーを身につけて、心を込めて故人様をお送りできるよう準備しておくことが重要です。

TPOに合わせた準備を心がけることで、故人様やご遺族への思いやりを形にできるでしょう。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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