Blogs葬儀コラム

喪主の知識

2025.08.01

家族葬の祭壇はどのように選ぶ?種類・費用・選び方のポイントを解説

facebook

X

line

こんにちは。 姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の遠藤です。

 

家族葬の際に、「参列者が少ないけれど祭壇は必要なのだろうか?」「どんな祭壇を選べば良いのかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

 

今回は、家族葬における祭壇の必要性から種類、費用相場、選び方のポイントまで詳しく解説します。

家族葬を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

祭壇

家族葬でも祭壇は必要?

家族葬は親しいご家族やご友人だけで故人様を偲ぶ、小さめの規模の葬儀形式です。

しかし、参列者が少ないからといって祭壇が不要ということはありません。

 

家族葬においても祭壇はとても大切な意味を持っています。

 

祭壇が持つ3つの重要な役割

祭壇にはさまざまな役割があります。

ここでは、特に重要な3つの役割についてご説明します。

 

故人様への思いを表現する場所として

祭壇は、故人様への深い思いや感謝の気持ちを表現する大切な場所です。

ご家族やご友人は故人様との思い出を振り返り、最後のお別れを告げる場所としての役割を持ちます。

 

儀式の中心となる神聖な場所として

祭壇は葬儀において中心となる場所です。

お経をあげたり、お祈りを捧げたり、弔辞を読んだりと、祭壇を囲んでさまざまな儀式が執り行われます。

 

会場を美しく彩る演出として

祭壇は、家族葬の会場全体の雰囲気を彩る重要な要素でもあります。

家族葬では、祭壇の装飾やデザインを通じて故人様のお人柄や生前の趣味などを表現することができます。

 

故人様らしさを感じられる祭壇は、故人様との大切な思い出を蘇らせてくれることでしょう。

 

家族葬でも祭壇を用意すべき?

祭壇は、必ず用意しなければならないものではありません。

「家族葬は小規模だから祭壇は必要ないのでは?」とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、家族葬においても祭壇は重要な役割を果たすため、用意していただくことをおすすめします。

 

祭壇がない葬儀では、故人様を送り出すための儀式的な要素が薄れてしまいやすく、ご遺族や参列者の心の整理がつきにくくなるという意見もあります。

どれほど小規模な家族葬であっても、祭壇は故人様を偲び、感謝の気持ちを表現するための大切な場所となるのです。

 

また、祭壇があることで葬儀に節目と厳粛さが生まれ、故人様との最後のお別れをより意味深いものにすることができます。

家族葬の自由度の高さを生かして、故人様らしい祭壇を選ぶことで、温かく心のこもったお見送りが実現できるでしょう。

 

家族葬については、以下のコラムもあわせてご覧ください。

家族葬とは?費用目安やメリット・デメリット、注意点などを解説

 

 

家族葬の祭壇の種類を確認

祭壇

家族葬で選べる祭壇には、伝統的なものから現代的なものまでさまざまな種類があります。

それぞれの特徴と費用相場をご紹介しますので、故人様のお人柄やご家族のご希望に合わせてお選びください。

 

白木祭壇

白木祭壇は、美しい白い木材で作られた祭壇で、清楚で上品な印象が特徴です。

和の落ち着いた雰囲気がありながらも、現代的な洗練されたデザインのものも多くあります。

 

故人様の写真や花を美しく配置できるスペースが十分にあり、ご要望に応じてアレンジを加えることも可能です。

 

白木祭壇の費用は、大きさやデザインの複雑さによって変わりますが、約10万円から、100万円を超える場合もあります。

 

花祭壇

花祭壇は、さまざまな色合いの美しい花で飾られた華やかな祭壇です。

故人様がお好きだった花や、その季節に美しく咲く花を使用して、明るく温かな雰囲気を演出します。

 

花祭壇では、故人様のお写真を中心に据え、その周りを色とりどりの花や緑で美しく囲みます。

 

生花を使うことが多いですが、品質の良い造花を使用することも可能です。

造花の祭壇は「アートフラワー祭壇」と呼ばれ、長持ちして美しさを保てるという利点があります。

 

花祭壇の費用は、一般的なサイズで約20万円からが相場です。

 

神式祭壇

神式祭壇は、神道の伝統的な儀式に適した祭壇として設計されています。

 

神道で使用される祭具やお神酒、さまざまなお供え物を配置し、神道の教えに従った祭祀を行います。

多くの場合、清らかな白木を材料として作られており、神道の三種の神器を模した飾り物を配置するのが通例となっています。

 

神式祭壇の費用は、通常サイズのもので約30万円からが相場です。

 

キリスト教式祭壇

キリスト教式祭壇は、キリスト教の信仰と伝統に基づいて設計された祭壇です。

十字架や聖書、ろうそくなど、キリスト教で大切にされているシンボルを配置できるように作られています。

 

祭壇の両端にろうそくを置き、手前に棺を配置し、奥の中央に故人様の写真を飾るのが一般的な配置です。

写真の近くには清楚な白い花を飾り、会場で行う場合は十字架を必ず設置するのがキリスト教式祭壇の決まりです。

 

キリスト教式祭壇の費用は、約30万円からが相場です。

 

オリジナル祭壇

オリジナル祭壇は、故人様の個性やご趣味、ご家族のご希望を反映した特別な祭壇です。

故人様が愛用されていた品物や趣味の道具などを取り入れることで、故人様の豊かな人生や独特な個性を表現する唯一無二の祭壇を作ることができます。

 

故人様が生前に個性的な葬儀をお望みになっていた場合にも選ばれやすいです。

 

家族葬では多くのことを自由に決められるため、従来の型にはまらない創造的な発想で祭壇をデザインすることも可能です。

オリジナル祭壇の費用は、どのようなデザインにするか、どんな材料を使うかによって大きく変動します。

 

 

家族葬の祭壇の選び方のポイント

会場

祭壇を選ぶ際には、押さえておきたいポイントがあります。

故人様らしい祭壇を選ぶためのポイントをご紹介します。

 

故人様の個性や生前のお気持ちを重視する

故人様がどのようなことを大切にされていたか、どんなものを愛されていたか、どのような価値観をお持ちだったかを祭壇に反映させましょう。

 

例えば、故人様の愛好されていた趣味や好まれていた色合いを祭壇に取り入れることで、より深く故人様らしさを表現することができるでしょう。

 

花が好きだった方には花祭壇を、自然を愛した方には自然の素材を生かした祭壇を選ぶといった方法が考えられます。

 

信仰される宗教に合わせて選択する

宗教は祭壇を選ぶ上で非常に大切な要素であり、故人様やご家族が信仰される宗教に適した祭壇を選ぶことが大切です。

宗教に基づいた祭壇の選択は、故人様の信仰心を大切にし、宗教的な儀式を正しく執り行うことにつながります。

 

仏教を信仰されている場合は仏教式の祭壇、キリスト教を信仰されている場合はキリスト教式の祭壇、神道を信仰されている場合は神式の祭壇を選びましょう。

 

葬儀の規模と予算のバランスを考慮する

祭壇選びでは、葬儀の規模や予算を考慮することも大切です。

家族葬は親しいご家族やご友人中心の葬儀となることが多いため、規模や予算に合わせた祭壇を選びましょう。

 

家族葬の費用相場は?費用の抑え方や家族葬のメリット・デメリットも」では、家族葬に必要な費用について詳しく解説しています。

 

 

家族葬の祭壇は故人様らしさを大切に

家族葬における祭壇は、故人様への深い思いを表現し、葬儀の中心となる大切なものです。

参列者が少ない家族葬であっても、祭壇は故人様を偲び、ご遺族の心の支えとなる重要な役割を担います。

 

祭壇の種類は豊富で、白木祭壇のような伝統的でシンプルなものから、花祭壇のような華やかなもの、オリジナル祭壇のような個性的なものまでさまざまな選択肢があります。

 

祭壇を選ぶ際は、故人様の個性や生前のお気持ち、信仰している宗教、葬儀の規模や予算などから総合的に検討しましょう。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の家族葬は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

facebook

X

line