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2025.07.23

お葬式のネイルマナーとは?落とせない場合の対処法も解説

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の遠藤です。

 

突然の訃報でお通夜や葬儀に参列することになった際、「ネイルはこのままで大丈夫だろうか」と不安に感じる方も多いでしょう。

近年では多くの方がネイルを楽しんでいますが、お葬式という厳粛な場では適切なマナーを守ることが大切です。

 

今回は、お葬式におけるネイルのマナーや、ジェルネイルが落とせない場合の対処法について詳しくご紹介します。

ネイル以外の身だしなみのポイントもご紹介しますので、不安な方は参考にしてみてください。

ネイル

 

お葬式に適したネイルのマナーとは

お葬式では、故人様を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちを表すことが何より大切です。

そのため、身だしなみにおいても控えめで清楚な印象を心がける必要があります。

 

お葬式におけるネイルカラー・デザインのマナー

お葬式に参列する際は、基本的にネイルをしない状態が望ましいとされています。

しかし、急な訃報でネイルを落とす時間がない場合もあるでしょう。

 

次のようなネイルであれば、そのままで参列しても問題がないとされています。

  • クリア、薄いピンク、ベージュなど肌に近い色
  • 艶を抑えたマットな質感
  • 単色での仕上げ
  • 自然な爪の長さ(ショート)
  • シンプルな形状

 

一方、避けるべきネイルの特徴は以下のようなものがあります。

  • 派手な色味や黒いネイル
  • ラメやストーンの装飾
  • アートやデコレーション
  • 長いネイルチップ
  • 複数色の組み合わせ
  • 動物柄のデザイン

 

ネイルを控える・落とすべき場合

故人様との関係性によって、ネイルへの対応が変わることがあります。

喪主やご遺族の立場の場合、四十九日までの期間はネイルをしないほうが良いでしょう。

 

四十九日法要までの期間は、故人を偲んで供養する期間でもあるので、おしゃれを控えたほうが良い期間でもあります。

そのほかにも、お盆、春と秋のお彼岸、一周忌などの法要・法事などもネイルは避けたほうが良いとされています。

 

現在、家族葬が一般的になっていますが、参列者の人数に関わらず、基本的なマナーには心を配ることが大切です。

 

 

ジェルネイルはお葬式ではどうすれば良い?

ジェルネイル

ジェルネイルは一般的なマニキュアとは異なり、すぐに自分でで落とすことが難しいです。

急なお葬式への参列が決まった場合の対処方法をご紹介します。

 

専用コンシーラーの活用

ネイル用のコンシーラーは、派手なネイルを一時的に隠すのに効果的です。

筆タイプやペンタイプがあり、100円ショップでも入手できます。

お湯で除去できるため、お葬式後の処理も簡単です。

 

爪の色に近いマニキュアでの上塗り

ベージュやクリア系のマニキュアを重ね塗りして、目立たなくする方法です。

マット仕上げを選ぶことで、より自然な見た目になります。

 

アセトンを含まないリムーバーを使用すれば、元のジェルネイルを残したまま上塗り分だけを除去できます。

 

ネイルシールでのカバー

自然な爪の色に近いネイルシールを貼って隠すことも可能です。

ただし、サイズが合わない場合やシワになることがあるため、事前の準備や練習が必要です。

 

絆創膏による応急処置

特定の指だけが派手な場合、絆創膏で覆う方法もあります。

全ての指に使用すると不自然になるため、部分的な使用に留めましょう。

 

黒い手袋の着用

葬儀用の黒い手袋でネイルを隠すことも可能です。

手袋は、動物由来の素材以外が使用されており、柄やワンポイントが入っていない物を選びましょう。

 

ただし、お葬式では以下のようなときに手袋を外す場面があります。

  • お焼香
  • 会食時
  • 出棺での合掌時
  • 火葬場での骨上げ時

 

お焼香では抹香を指先で取る必要があるため、手袋を着用したままではうまく対応できないことがあります。

手袋は補助的なものとして利用しましょう。

 

 

周囲に配慮した身だしなみのポイント

お葬式では、ネイル以外の身だしなみにも注意が必要です。

故人様やご遺族、他の参列者へ弔意を表すためも、全体の身だしなみもお葬式に適した形に整えましょう。

 

髪型・髪色のマナー

清潔感のある落ち着いた髪型を心がけましょう。

長い髪はまとめて、顔にかからないようにし、明るい髪色は避けます。

 

時間がない場合は、黒染めスプレーやジェル状の整髪料で髪を固めることで対応できます。

 

メイクのマナー

お葬式では控えめなメイクが基本です。

全くメイクをしないのもマナー違反とされるため、薄化粧で参列するようにします。

厚塗りを避け、色味を抑えたナチュラルな仕上がりを目指します。

 

ラメなど光沢のあるアイテムは使用せず、マットな質感で統一しましょう。

 

服装のマナー

女性は黒のワンピースまたはスーツで、肌の露出を避けます。

足元は黒のストッキングを着用し、アクセサリーは控えめにしましょう。

 

基本的には結婚指輪以外は身に着けませんが、必要な場合は一連のパールネックレスなど1点のみを選びます。

 

お葬式の服装について詳しく知りたい方は、「葬式の服装の種類やふさわしい服装とは?身だしなみ・マナーもご紹介」もあわせてご覧ください。

 

 

お葬式のネイルマナーを守って故人様への弔意を表そう

お葬式でのネイルは、基本的にはしない状態が望ましいです。

 

一般的には、クリア、薄いピンクなどの色で単色のものであれば、そのまま参列しても問題ないとされています。。

派手な色味や装飾があるようなネイルで参列するのは避けましょう。

 

また、喪主やご遺族の立場の場合、四十九日までの期間や、法要・法事のときはネイルを控えるのが良いでしょう。

ジェルネイルをしていて急に落とせない場合は、ネイル用コンシーラーの使用や自然な爪の色に近いマニキュアで上塗りするなど、目立たなくする対処法があります。

 

また、ジェルネイルを隠すために手袋を使用する方法もありますが、お焼香や会食時に外すタイミングがあることも覚えておきましょう。

 

ネイルだけでなく、髪型やメイク、服装なども含めて、全体的に控えめな身だしなみを心がけることで、故人様への弔意とご遺族への配慮を表すことができます。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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