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喪主の知識

2025.01.16

家族葬で親戚を呼ばない理由は?連絡方法や内容・注意点も紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の元山です。

 

家族葬において、親戚への対応でお悩みの方は多くいらっしゃいます。

「親戚にどのように伝えればよいのか」「呼ばないことで問題は起きないのか」など、さまざまな不安をお持ちではないでしょうか。

 

特に日頃から付き合いのある親戚に対しては、どのように説明すべきか迷われることもあるかと思います。

 

そこで今回は、家族葬で親戚を呼ばない場合の対応方法や、連絡方法・注意点などについて詳しく解説いたします。

家族葬

家族葬で親戚を呼ばないのは可能?呼ぶ親戚の範囲は?

家族葬とは、家族や親族を中心とした小規模な葬儀のことです。

参列者の範囲について決まった基準はなく、故人様との関係性に応じて判断します。

 

親戚を呼ぶ範囲については、例として以下のような考え方があります。

  • 一緒に暮らしていた家族のみに限定する
  • 親等数で範囲を区切る(例:3親等まで)
  • 想定する参列人数から逆算して決める

 

一般的な家族葬は10~30名程度で執り行われることが多く、まずは規模を定めてから範囲を検討される方も増えています。

 

また、規模によって呼ぶ範囲の目安は以下のように分かれます。

  • 10名程度の場合:故人様の配偶者 ・子とその配偶者 ・同居していた家族
  • 20名程度の場合:上記に加えて 、故人様の兄弟姉妹 ・その配偶者
  • 30名程度の場合:上記に加えて、甥や姪 ・親しかった親戚

 

家族葬で参列する人数の目安などは下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家族葬はどこまで参列してもらうべき?人数目安やマナーもご紹介

 

 

家族葬で親戚を呼ばない理由は?注意点も紹介

お葬式

家族葬で親戚を呼ばない主な理由と注意点について見ていきましょう。

 

理由①静かな雰囲気でお見送りできる

少人数での葬儀となるため、穏やかな雰囲気の中で故人様とのお別れの時間を過ごすことができます。

家族だけの時間を大切にし、思い出話に花を咲かせることも。

 

また、参列者が少ないことで、一人ひとりがゆっくりとお別れの時間を持つことができるでしょう。

 

理由②準備や手配が簡素化される

通夜振る舞いや返礼品の準備など、参列者への配慮に関する負担を軽減できます。

 

具体的には以下のような準備が簡素化されます。

  • 通夜振る舞いの料理手配
  • 返礼品の準備
  • 参列者の送迎手配
  • 会食の手配

 

また、会場も小規模で済むため、手配がしやすくなります。

 

理由③心身の負担が軽減される

香典の受け取りや会食の対応など、葬儀当日のさまざまな気遣いが必要な場面が減少します。

 

特に以下のような負担が軽減されます。

  • 参列者への挨拶対応
  • 香典の受け取りと管理
  • 会食での接待

 

特に喪主の方の負担軽減につながります。

 

注意点①事前・事後の連絡業務が増える

参列をお断りする場合、その旨を丁寧に伝える必要があります。

 

また、以下のような追加の対応が必要となることもあります。

  • 事前の説明と理解を得るための話し合い
  • 葬儀後の報告連絡
  • 弔問客への対応
  • 後日の挨拶まわり

 

注意点②葬儀費用の負担が変わる可能性

参列者が減ることで香典が減少します。

参列者が少ないことで、広い会場を借りるための費用や会食にかかる費用などが減るため全体の金額は下がるケースが多いですが、その分香典が少ないため、結果的に負担が大きくなる可能性があります。

 

注意点③親族間の理解を得る必要がある

親族関係を重視される方もいらっしゃるため、丁寧な説明が求められます。

葬儀に呼ばない理由や、呼ばない場合は香典や弔電を受け取るのかどうかなど、細かな点まで丁寧に説明し、理解を得る必要があります。

 

 

家族葬に呼ばない親戚への連絡方法・内容

親戚への連絡方法は、主に以下の3通りです。

 

事前に書面で伝える

訃報とともに、家族葬として執り行う旨を記載した文書をお送りします。

 

書面に含めるべき内容は次のとおりです。

  • 故人様の逝去の報告
  • 家族葬とさせていただく理由
  • 参列をお控えいただきたい旨
  • 生前のご厚誼への感謝
  • 今後とも変わらぬお付き合いのお願い

 

さらに、会場の収容人数や故人様の意向などを添えることで、理解していただきやすくなります。

 

直接お伝えする

近隣にお住まいの親戚には、できるだけ直接ご説明することをおすすめします。

 

直接説明する際のポイントは以下のとおりです。

  • 故人様との関係性に触れる
  • 家族葬を選択した理由を丁寧に説明 する
  • 質問や意見に誠実に対応する
  • 今後のお付き合いについても言及する

 

ご高齢の方には、ご負担への配慮を示しながら話すと良いでしょう。

 

葬儀後に報告する

できる限り事前の連絡が望ましいとされていますが、やむを得ず事後報告となる場合は、以下の点に触れるようにします。

  • 逝去の報告
  • 家族葬とさせていただいたこととその理由
  • ご厚誼への感謝
  • 事後報告となってしまったことについてのお詫びの言葉
  • 今後のお付き合いのお願い

 

 

家族葬で親戚を呼ばない場合は事前に対応方法の確認を

家族葬において、参列者の範囲は故人様やご遺族の意向に応じて決めることができます。

親戚を呼ばないことで、故人様とゆっくりお別れの時間を持つことができたり、ご遺族の負担を減らすことができます。

 

ただ、親戚の中にも「葬儀に参列してお別れを言いたかった」と思われる方ももちろんいらっしゃいます。

そのため、親戚を呼ばない場合は、適切な方法での事前連絡が大切です。

 

また、親族間のトラブルを防ぐため、呼ばないと決めた判断基準を明確にし、丁寧な説明を心がける必要があります。

参列者の範囲は、故人様との関係性や想定する規模に応じて柔軟に検討しましょう。

 

対応方法でお悩みの際は、天国葬祭にご相談ください。

 

天国葬祭では、個性を大切にした「あの人らしい葬儀だった」と言われるお見送りを心がけており、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市で家族葬をご検討の方は、「天国葬祭」にぜひご相談ください。

 

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