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参列者の知識

2024.11.16

お葬式でかける言葉とは?マナーや注意点を紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の遠藤です。

 

お葬式に参列した際、遺族にどのように声をかけたら良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

お葬式でかける言葉には、意味や使い方のマナーがあるため、参列前に一度確認しておくと安心です。

 

そこで今回は、お葬式でかける言葉について解説します。

使ってはいけない言葉などマナーについてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

お葬式

お葬式でかける言葉の意味や使い方を紹介

お葬式で遺族にかける言葉は「お悔やみの言葉」といい、故人への哀悼の意を示すとともに、遺族を慰めるための大切なものです。

言葉をかける際は、遺族の気持ちを考慮し、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。

 

お葬式でかける代表的な言葉について、使い方と意味をご紹介します。

 

お悔やみ申し上げます

お通夜やお葬式などで使う、心から哀悼の意を伝える丁寧な言葉です。

「心よりお悔やみ申し上げます」と言うと、より丁寧です。

この言葉は、口頭でも文章でもどちらでも使用できます。

 

ご愁傷様です

哀悼の意を示す言葉で、お葬式で遺族に会ったときなど口頭でのみ使用します。

仕事関係者や年配の方が使うケースも多いです。

 

ご冥福をお祈りいたします

故人様の安らかな眠りを願う言葉ですが、この言葉は口頭では使用しません。

手紙など文章でのみ使用します。

「ご冥福を謹んでお祈り申し上げます」と言うと、より丁寧です。

 

なお、浄土真宗・キリスト教・神道では使用できないため注意しましょう。

 

哀悼の意を表します

哀しみを持って故人様を悼む気持ちを伝える言葉です。

こちらは文章でのみ使用する言葉で、口頭では使用しません。

 

残念でなりません

故人様の死を悼む気持ちを表現する際に使われる言葉で、口頭でも文章でも使うことができます。

「ご逝去の知らせを聞き、残念でなりません。心よりお悔やみ申し上げます」など、ほかのお悔やみの言葉と合わせて使用すると、より丁寧です。

 

 

お葬式でかける言葉で使ってはいけない言葉

参列する女性

お葬式では故人様や遺族への配慮を忘れずに、慎重に言葉を選ぶことが大切です。

お葬式では不吉な意味を持っているなどの理由から、「忌み言葉(いみことば)」といわれる避けるべき言葉があります。

 

忌み言葉の例を見ていきましょう。

 

不吉なことを連想させる言葉

例:消える・終わる・苦しむ・無くす・散る・落ちる・数字の「4」「9」 など

 

これらの言葉は不吉なことを連想させるため、お葬式では使用しないよう注意しましょう。

 

重ね言葉

例:重ね重ね・度々・いよいよ・またまた・わざわざ・色々・しばしば など

 

重ね言葉とは同じ言葉を繰り返す表現で、「不幸を繰り返す」という意味に捉えられるため、避けるべき言葉とされています。

 

生死に直接的な言葉

例:亡くなる・死亡・消える・終わる・生き返る など

 

生死にまつわる直接的な言葉は、故人様や遺族への配慮が欠けるとされており、使用を避けるべきとされています。

使用する際は、同じ意味を持つ別の言葉に置き換えます。

 

例えば、「亡くなる」「死亡」は「旅立つ」や「永眠」という言葉を使うと良いでしょう。

 

宗教などによって使用できない言葉

宗教や宗派によっては使用がNGとされている言葉があります。

 

例えば、「成仏」「供養」「冥福」などは仏教に由来する言葉のため、神道やキリスト教などほかの宗教では使用できません。

 

なお、仏教でも浄土真宗では「冥福」「霊前」という言葉は使用できないため、参列前に宗派の確認をしておくと安心です。

 

 

お葬式でかける言葉はメールで伝えても良い?

お悔やみの言葉をメールやLINEで伝えることは、本来はマナー違反です。

しかし、親しい間柄だったり、メールで訃報の連絡があったりした場合は、メールやLINEでお悔やみの言葉を伝えても問題ありません。

 

ただし、お悔やみのメールを書く際も、お葬式でかける言葉と同様に、故人様や遺族への配慮を示すことが大切です。

メールで送る際の例文をご紹介します。

 

<メールでお悔やみの言葉を送る際の例文>

【件名】

お悔やみ申し上げます

 

【本文】

ご身内にご不幸があったと伺い、大変驚いております。

〇〇様のご家族が大変な時期を迎えられていることに、心よりお悔やみ申し上げます。

 

ご冥福をお祈りするとともに、遺族の皆様が少しでも心安らぐ時間を持たれますようお祈り申し上げます。

なお、ご返信への気遣いはお控えいただき、少しでもお休みください。

私がお力になれることがあれば、いつでもご連絡ください。

 

お悔やみの言葉は弔電で伝えることもできる

なお、お葬式に参列できないもののお悔やみの言葉を伝えたい場合は、弔電を送るという方法があります。

 

弔電の送り方や例文についてはこちらのコラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

お葬式の弔電の送り方を解説!例文やマナーも紹介

 

 

お葬式でかける言葉は使い方などに気をつけよう

お葬式で遺族にかける言葉は「お悔やみの言葉」と呼ばれ、故人への哀悼を示しつつ、遺族を慰める重要な役割があります。

 

代表的なお悔やみの言葉には、「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」「ご冥福をお祈りいたします」などがあります。

 

「お悔やみ申し上げます」は口頭でも文面でも使えますが、「ご愁傷様です」は口頭専用であるなど、言葉によって使い方のマナーがあるため注意が必要です。

 

また、お葬式では忌み言葉を避けることが求められます。

「消える」「終わる」など不吉な言葉や、重ね言葉などの使用は控えましょう。

 

お悔やみの言葉は基本的にはメールなどで送るのはNGですが、遺族との間柄などによって使うことも許容されます。

メールではなく弔電で伝えるという方法もありますよ。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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