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喪主の知識

2024.11.05

家族葬の費用は誰が払う?費用目安や支払いの注意点も紹介

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こんにちは。姶良市・霧島市の葬儀社 天国葬祭の徳田です。

 

ここ最近、増加傾向にある家族葬。

家族葬を行うにあたって、費用は誰が払うのか悩む方もいるかもしれません。

 

そこで今回は、家族葬の費用は誰が払うのかについて解説します。

家族葬の費用目安や費用は支払う前に確認すべきこと、費用を抑える方法などもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

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家族葬の費用は誰が払う?いくらかかる?

家族葬とは、故人様と親しかった方を中心に少人数で行われる葬儀のスタイルで、近年は従来の一般葬にくらべて増加傾向にあります。

 

一般葬は多くの参列者を招くのに対して、家族葬は少人数で行われることが特徴です。

参列人数に決まりはありませんが、参列者は5~50名ほどであるケースが多いです。

 

家族葬の葬儀費用は、一般的には喪主が支払います。

通常、喪主は故人様の近親者で、故人様の配偶者か子どもが務めます。

配偶者や子どもがいない場合は、両親やきょうだいが喪主を務めることもあります。

 

家族葬について、詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

家族葬とは?費用目安やメリット・デメリット、注意点などを解説

 

家族葬の費用

家族葬は参列者が一般葬よりも少ない分、費用も抑えられる傾向にあり、家族葬の費用相場はおよそ100万円といわれています。

 

費用の内訳は、主に葬儀一式費用(斎場費用、搬送費用、祭壇・棺・位牌・遺影、火葬料、枕飾り・仏衣、人件費など)と飲食接待費用(飲食代、返礼品)、宗教者への費用が挙げられます。

 

 

なお、家族葬は葬儀の規模が一般葬よりも小さいことから、香典の金額は少なくなる傾向にあります。

その分、葬儀費用の負担は大きくなることも覚えておきましょう。

 

家族葬の費用相場については、下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家族葬の費用相場は?費用の抑え方や家族葬のメリット・デメリットも

 

 

家族葬の費用を喪主以外が払うことはある?

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先ほど、家族葬の費用は喪主が支払うのが一般的であるとお伝えしましたが、必ずしも喪主が支払わなくてはいけないというわけではありません。

そのため、葬儀の費用は誰が負担しても問題なく、喪主が支払うのが難しい場合には次のような方法があります。

 

施主が費用を負担する

施主とは実際に葬儀費用を支払う人のことで、喪主が費用を支払うのが難しい場合は施主がその役割を果たすことがあります。

通常は喪主と施主は同じ人物が担当することが多いですが、状況により別々にすることも可能です。

 

遺産から費用を支出する

生前に故人様が葬儀費用を準備していたり、個人が遺産の中から支出するように指示をしていたりすることがあります。

ただし、遺産から葬儀費用を支払う際は、トラブルにならないためにも相続人同士で相談し、遺産から費用を引き出すことに合意を得てから行動することが重要です。

 

後から相続を巡るトラブルを防ぐためにも、支払い内容や金額をきちんと記録しておくと良いでしょう。

 

相続人が協力して負担する

もし相続人が複数いる場合は、兄弟姉妹が親の葬儀費用をそれぞれ分けて負担するなど葬儀費用を分担することも可能です。

負担割合は法的に決まっているわけではないため、相続人同士で話し合って決めます。

 

 

家族葬の費用を支払う前に確認すべきこと

家族葬を行う際に、葬儀費用を支払う前にチェックしておくべき重要な点がいくつかあります。

 

次の点を確認することで、故人様の意向に沿った適切な葬儀を実現し、無駄な費用を避けることができるでしょう。

 

葬儀社との生前契約の有無

故人様が生前に葬儀社と契約していた場合、その契約内容に基づいて葬儀を進めることが求められます。

事前に葬儀社と打ち合わせが済んでいれば、家族はその内容に従って手続きを進めるだけで済みます。

 

事前契約があれば、余分な費用を防げる可能性もあります。

 

遺言書の有無と内容

まず、故人様が遺言書を残していないか確認しましょう。

遺言書には、葬儀に関する指示も含まれている場合も。

もし遺言書が見つかった場合は、家庭裁判所で検認を受ける必要があります。

 

無断で開封すると法律違反となるため、慎重に対応しましょう。

 

死亡保険・葬儀保険の加入

故人様が葬儀費用を補うために死亡保険や葬儀保険に加入している場合があります。

保険証券などの必要書類を保険会社に提出することで、葬儀費用の一部がカバーされる可能性があります。

 

遺言信託の利用

故人様が遺言信託を利用している場合、信託機関に連絡を取れば、遺言の内容が自動的に執行されます。

遺言信託とは、故人様が生前に自分の財産の管理や分配を、信託銀行や信託会社に委託するサービスです。

 

信託を利用している場合は、家族が手続きに関わる必要がないため、事前に確認しておくことが大切です。

 

香典の取り扱い

家族葬の場合、香典を受け取るかどうかを事前に決めておくことが大切です。

香典の扱いについて事前に家族で意見を一致させておくことで、後々の混乱を避けることができます。

 

 

家族葬の費用を抑える方法

お金

家族葬の費用は一般葬に比べて費用を抑えられるものの、決して安価ではありません。

葬儀費用をできるだけ抑えたい場合は、よりシンプルな葬儀プランを選ぶことが一つの方法です。

 

例えば、従来の一般葬のようにお通夜と告別式を分けて行う形式ではなく、一日葬や直葬といったシンプルで費用の少ないプランを選ぶことができます。

予算に合わせて葬儀の形式を選ぶと良いでしょう。

 

ただし、故人様が特に望んでいた葬儀形式があれば、その意向を尊重して葬儀を行うことが大切です。

 

また、故人様の相続財産を葬儀費用に充てるという方法もあります。

喪主が故人様の相続人である場合、その相続財産を使って葬儀費用を賄うことができます。

葬儀にかかった費用分を相続財産から差し引くことができ、相続税の軽減にもつながります。

 

さらに、参列者からの香典を葬儀費用に充てることも、費用負担を軽減するための手段として知っておくと安心です。

 

 

家族葬の費用を誰が払うかは決まっていないが一般的には喪主が払う

家族葬は、故人様と親しい人々を中心に少人数で行う葬儀の形式で、近年増加しています。

 

費用相場は約100万円で、内訳は斎場費用、火葬料、祭壇などの葬儀一式費用や飲食接待費用が含まれます。

 

葬儀費用は通常、喪主が支払いますが、喪主が負担するのが難しい場合は施主が代わりに支払うことができます。

遺産から費用を支出することも可能ですが、相続人間で費用分担を話し合うことが重要です。

 

家族葬を行う際には、故人様の生前契約や遺言書、死亡保険の有無を確認し、葬儀内容を決めましょう。

費用を抑えたい場合、シンプルな葬儀プランや直葬を選ぶ方法もあります。

 

天国葬祭では、「後悔のないお葬式」をしていただくために、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが、葬儀に関する不安やお悩みを解決する無料の事前相談を行なっております。

姶良市・霧島市の葬儀は、天国葬祭にぜひご相談ください。

 

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